カラーで髪が傷むのはなぜ? 髪が傷む理由と対処法は?

カラーで髪が傷むのはなぜ? 髪が傷む理由と対処法は?

女性がおしゃれを楽しむために、多くの方がヘアカラーをしています。イメージチェンジはもちろん、顔回りを華やかにする効果もあるので、近年では女性だけではなく男性も行うようになりました。しかし、ヘアカラーにはうれしい効果が期待できる反面、髪が傷むといった問題も起きてしまいます。

今回はカラーで傷む原因と対処法についてご紹介します。

カラーで髪が傷む理由

そもそもヘアカラーとは、1剤や2剤と呼ばれる2つの薬剤で髪の色を変化させます。1剤には酸化染料とアルカリ剤が含まれており、2剤には酸化剤が含まれています。この2つの薬剤を混ぜることによって、髪についた酸化染料が発色するのです。

1剤にはアルカリ剤が含まれているため、髪の毛のキューティクルを開いて、髪の内部にまで染料が行き渡る環境を作ります。キューティクルを強制的に開かせ、内部にある「コルテックス」まで影響を与えます。

キューティクルが髪の表面を守るのに対し、コルテックスは内側から髪の強さを守っています。この両方にダメージを与えてしまうため、結果として髪が傷んでしまうのです。一般的にヘアカラーは、髪色を明るくすればするほど傷んでいくとされています。

これには理由があり、コルテックスの内部にある「メラニン色素」を、髪を明るくするほど溶かすことになるためです。近年では外国人風のヘアカラーが流行っています。流行の髪色を出すためには、一度ブリーチをして発色しやすくしなければなりません。その結果、髪は傷みやすく、元に戻すことも困難になります。ヘアカラーをするときは、染めたらそのままにするのではなく、正しいケアを行っていく必要があります。

カラーは頭皮にも影響がある

ヘアカラーは髪の毛だけではなく、頭皮にも影響を与えてしまいます。髪の内部に化学反応を起こし、髪の成分を溶かしてしまうため、人によっては頭皮にも刺激を感じてしまいます。近年ではヘアカラー剤は肌に優しいものや、オーガニックのものを使用されているため、頭皮への影響は少なくなりました。

しかし、頭皮が昔から敏感な方や、頭皮に傷を負っている方の場合、ヘアカラーの成分によって炎症を起こす恐れがあります。頻繁にヘアカラーを行うことは、より強いダメージを頭皮にも与えてしまうため、美容院では必ず時間を置いて来店してもらうようにします。

しかし、自分でヘアカラーを行う場合、市販品では色落ちも早いため、頻繁にカラーを入れてしまいがちです。頭皮の毛根にダメージを与え続けることによって、髪の生え変わりのサイクルに影響を与えるほか、抜け毛や薄毛といった髪のトラブルにもつながります。

ヘアカラーのダメージを軽減する方法

髪のダメージを第一に考えるのであれば、カラーを入れること自体おすすめできません。しかし、髪の色もおしゃれとして楽しみたいのであれば、美容院へ行く頻度や、アフターケアを行うことでダメージを軽減できます。

美容院へ行く頻度

ヘアカラーを入れるために美容院へ行く頻度は、できるだけ間隔を空けることが必要です。人によっても髪が伸びるスピードが異なりますが、2~3ヶ月程度の間隔を空けると髪のダメージが最小限で済みます。

ヘアカラーをした直後のケア方法

髪の毛にカラーを入れて1~2日間は、シャンプーをせずにカラーの定着を待ちましょう。キューティクルも傷ついた状態になっているので、下手に触らないのが一番です。美容院でヘアカラーを行うと、ほとんどの場合トリートメントも一緒に行います。

このときにつけるトリートメントには、カラーで傷んだ髪の成分を落ち着かせる効果があります。トリートメントの効果が現れる時間は、およそ24時間と言われています。その前にシャンプーをしてしまうと、トリートメントの効果を十分に感じることができません。

ヘアカラーをしたらシャンプーに気を遣う

ヘアカラーをした髪は、少なからず今までよりも傷んでおり、髪も疲れ切った状態です。髪の傷みを予防するためには、シャンプーは刺激の少ないアミノ酸系シャンプー、ノンシリコンシャンプー、オーガニックシャンプーの使用をおすすめします。

ドラッグストアにはダメージケア用のシャンプーも販売していますが、美容院で販売するような専門のシャンプーではありません。ヘアカラーを行った美容院で販売されているシャンプーやトリートメントを使用することで、髪のダメージ改善だけでなく、潤った美髪を保ちます。

まとめ

ヘアカラーを行った髪は、2種類のカラー剤によって髪を傷ませてしまいます。頭皮も髪と同様に、薬剤によって悪影響を及ぼす可能性があります。その後のケアを怠ると、髪はさらに傷んでいき、健康な髪とはほど遠い髪となるので注意が必要です。

なるべく髪を傷めずにカラーを入れるのであれば、市販のカラー剤ではなく、美容院による施術を行うことをおすすめします。「enri h air(エンリエアー)」では、ハーブを配合した髪の傷みが少ないカラー剤を使用したヘアカラーを行っています。髪を極力傷ませることなく、ヘアカラーでおしゃれを楽しみたい方は、一度お気軽にお問い合わせください。